2014年1月1日星期三

最終ラウンド“65”をマークしたH・イングリッシュが逆転で今季初優勝!




2013年11月18日11時11分




<OHLクラシック at マヤコバ 最終日◇17日◇エル・カマレオンGC at マヤコバ(6,987ヤード・パー71)>

 米国男子ツアー今年最後の大会となる「OHLクラシック at マヤコバ」。3日連続でサスペンデットとなった今大会の最終日には第3ラウンドの残りと最終ラウンドが行われ、トータル21アンダーまでスコアを伸ばしたハリス・イングリッシュ(米国)が今季初優勝。昨季の「フェデックス・セントジュード・クラシック」に続くツアー通算2勝目を挙げた。

 4打差の単独2位にブライアン・ストラウド(米国)、さらに1打差の3位タイにはジェイソン・ボーン(米国)、クリス・ストラウド(米国)、ローリー・サバティーニ(南アフリカ)の3選手が入った。第3ラウンドを終えて単独首位に立ったロバート・カールソン(スウェーデン)はスコアを伸ばせずトータル15アンダー6位タイで大会を終えた。


【最終結果】
1位:ハリス・イングリッシュ(-21)
2位:ブライアン・ストラウド(-17)
3位T:ジェイソン・ボーン(-16)
3位T:クリス・ストラウド(-16)
3位T:ローリー・サバティーニ(-16)
6位T:ジャスティン・レナード(-15)
6位T:ジャスティン・ヒックス(-15)
6位T:チャールズ・ハウエルIII(-15)
6位T:ロバート・カールソン(-15)
10位T:ボブ・エステス(-13)
10位T:ティム・ウィルキンソン(-13)

H・イングリッシュがFedExランク2位に、首位はJ・ウォーカー




2013年11月18日13時02分




<FedExCupポイントランキング>

 「OHLクラシック at マヤコバ」終了時点での最新FedExCupポイントランキングが発表され、同大会を制したハリス・イングリッシュ(米国)が前週の24位から2位に順位を上げた。1位はジミー・ウォーカー(米国)がキープしている。

 先週、国内男子ツアーに出場した石川遼はポイントの加算はなく10位から17位に後退。松山英樹も26位に順位を下げた。

【FedExCupポイントランキング】
1位:ジミー・ウォーカー(684pt)
2位:ハリス・イングリッシュ(657pt)
3位:ライアン・ムーア(639pt)
4位:ウェブ・シンプソン(585pt)
5位:クリス・カーク(577pt)
6位:ダスティン・ジョンソン(550pt)
7位:ジェイソン・ボーン(419pt)
8位:ブライアン・ストラウド(364pt)
9位:チャーリー・ハウエルIII(347pt)
10位:ビジェイ・シン(346pt)

17位:石川遼(298pt)
26位:松山英樹(177pt)

谷原秀人が52ランクアップ!石川遼110位、松山英樹28位




2013年11月19日10時48分






3年ぶりVで大きく世界ランクを上げた谷原秀人(撮影:上山敬太)






<男子世界ランキング>

 11月17日付けの最新世界ランキング発表された。先週の国内男子ツアー「三井住友VISA太平洋マスターズ」でツアー通算10勝目を飾った谷原秀人は前週の186位から52ランクアップの134位に順位を上げている。

ゴルフ界の問題について語り合おう!「G VOICE」

 また同大会で谷原に1打及ばず2位タイとなった石川遼は前週から8ランクアップの110位に順位を上げ、同じく2位タイの川村昌弘も184位に順位を上げている。日本人最高位の松山英樹は前週と同じ28位をキープしている。

 1位タイガー・ウッズ(米国)、2位アダム・スコット(オーストラリア)、3位ヘンリク・ステンソン(スウェーデン)ら上位陣に変動はなかった。


【男子世界ランキング】
1位:タイガー・ウッズ(12.34pt)
2位:アダム・スコット(9.78pt)
3位:ヘンリク・ステンソン(9.01pt)
4位:フィル・ミケルソン(7.82pt)
5位:ジャスティン・ローズ(7.76pt)
6位:ローリー・マキロイ(6.67pt)
7位:マット・クーチャー(6.37pt)
8位:スティーブ・ストリッカー(6.22pt)
9位:ブラント・スネデカー(5.85pt)
10位:ジェイソン・デイ(5.48pt)


28位:松山英樹(3.56pt)
88位:小田孔明(1.73pt)
110位:石川遼(1.55pt)
113位:片山晋呉(1.53pt)
133位:藤本佳則(1.32pt)
134位:谷原秀人(1.32pt)
136位:藤田寛之(1.30pt)
149位:池田勇太(1.19pt)
176位:小林正則(1.05pt)
184位:川村昌弘(1.02pt)

【田中秀道の目】絶好のタイミングで組んだ2人に期待していい ゴルフW杯




2013年11月19日18時21分
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谷原秀人と共に「日の丸」を背負いワールドカップに臨む石川遼(撮影:上山敬太)






 「三井住友VISA太平洋マスターズ」で優勝した谷原秀人、2位になった石川遼が、21日(木)からオーストラリア・ロイヤルメルボルンGCで行われる「ISPSハンダワールドカップ」に出場する。過去3度出場し、いずれもトップ10の好成績を収めた田中秀道に、雰囲気や期待感を聞いてみた。

【Gボイス】米ツアーで上位に入るのと優勝するのは別次元

 今回の代表2人は、「三井住友VISA太平洋マスターズ」でワンツーフィニッシュし、メンタル的にすごくいい状態で、絶好のタイミングで組めたなと感じる。特に石川選手はここ半年、心身ともに上昇してきて、なによりゴルフを楽しめるようになっている。谷原選手は3回目の出場だが、今年は勝ちそうで勝てない試合が続いたので「やっと勝てた」という気持ちでいけることで、余裕があるのではないか。かなりの期待をしていい2人だと思う。

 私が初めて行ったのは2000年のアルゼンチン。「日本代表」として「日の丸を背負う」というチャンスを丸山(茂樹)さんからもらって、武者震いした覚えがある。

 私の場合はアマでナショナルチームなどの経験がなくプロになったので、日の丸を背負う緊張感がどういうものか、分からなかった。現地で領事館のパーティーなどがあって「すごいことになっている」と感じた。いつもと違う緊張感が強くて、丸山さんに迷惑を掛けないようにと思ったが、逆にいつもは出ないようなミスをして変なことになってしまった。私1人でバタバタして4位。2回目(03年7位)、3回目(04年10位)と丸山さんと行くうちに緊張感もほぐれて、経験値も上がっていったが、最後まで自分の腕がなかった(笑)。

 だが、まったく知らない選手のゴルフを見られる。アルゼンチンでは一緒に回ったイングランドの選手の打ったボールがギャラリーの頭に当たってフェアウエーに出てきた。血まみれになったその人が「オレも曲げるけど、お前はフェアウエーでよかったなあ。オレは大丈夫だから」って、その選手を慰めているのを見て、ゴルフ観も変わった気がする。

 この大会でいいのは、今の自分の状況をぶつけられる、未来の自分への資料になるということだと思う。「日の丸を背負う」という中で、いつもの自分ではない自分を見つけられ、今後のバロメーターになる雰囲気があるからだ。いつもと違う中で自分を試せるのが、逆に楽しみだったところもある。

 初めて出る石川選手にはプレッシャーになるかもしれないが、そこでいいゴルフが出来たらもっと自信がつくだろう。谷原選手は「なんとかなるっしょ」ぐらいの天然的に、あの場に行ってもスーッと入っていけるタイプ。ロイヤルメルボルンは難しいコースではあるが、今の精神状態でやれれば上位進出、優勝争いはできる。まずは「日の丸を背負う」ことを楽しんでほしい。

田中秀道
91年にプロ入り。95年フィリップモリス選手権でツアー初優勝。166センチ、68キロの小柄な体ながら、体をフルに使ったスイングで300ヤードを飛ばし人気を得た。2001年に米ツアー最終予選を突破して02年から5年間、米ツアーに挑戦した。04年BCオープン、05年クライスラー選手権で3位が最高。現在は日本ツアー復帰を目指す一方、テレビ解説なども行っている。